1型糖尿病 2型糖尿病 違い

1型糖尿病と2型糖尿病の違いは何?治療は改善方法も詳しく解説

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はじめまして。私は40代の主婦で、りんといいます。
簡単に自己紹介をしますと、実家の近くで夫と小学生の娘と一緒に暮らしています。
実家には両親が暮らしていますが、実家の父は10年ほど前に糖尿病と診断され、母も糖尿病予備軍と言われていてやや健康に問題ありの状態です。
夫も娘も甘いものが大好きで、私もついつい喜んでくれるからと言って趣味のお菓子作りを楽しんでしまい、実家におすそ分けに行ってしまいます。

 

見れば食べたくなるからあまり持ってこないでね。
と言われても、やっぱり残ってしまうのはもったいないかなと思ってしまうんですよね。

 

私は普段週に3日間だけパートタイムで働いていますが、そのおかげで趣味などにも少しはお金をかけることが出来ます。
先日も趣味の仲間と一緒に出掛ける相談をしていたところ、仲間の一人が緊急入院したと聞いて驚きました。
さらに、その人が緊急入院した理由をしり驚きました。
その人は今まで人一倍健康に気を使って来た人でしたが、突然糖尿病になったというのです。
一時期は意識もなく生死の境をさまよったというくらいの症状でしたが、しばらくするとスマホに連絡が入り、何とか元気になったのでよかったら遊びに来てね。という内容でした。

 

退院をして自宅で療養しているというので自宅にお邪魔させていただいたところ、彼女が発症した糖尿病というのが1型糖尿病と呼ばれる種類の糖尿病であるということを聞きました。
私は糖尿病に種類があるということは知りませんでした。
何となく糖尿病は生活習慣病で、徐々に進行していき、症状が現れるころにはかなり進行してしまっている状態になっているということくらいしか知りませんでした。

 

糖尿病とはそもそもどんな病気なのか

 

身内に糖尿病の患者がいたとしても、実際に糖尿病についてはあまり詳しく知りません。
何となく、甘いものが好きで血糖値が高くなってしまう病気。
という認識ですが、そもそも糖尿病というのはどのような病気なのでしょうか?

 

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人が食べ物を食べると胃や腸を通過するときに食べ物が消化され、栄養成分が身体に吸収されていきます。
この栄養成分はそのままの形では身体で使うことが出来ないため、さまざまな酵素や補酵素、そしてホルモンが働くことによって体で使える形に変えていきます。

 

主食と呼ばれているご飯やパン、麺類などに含まれている炭水化物や砂糖などの糖分は、消化・吸収されていくとブドウ糖になります。そのため、炭水化物や糖分は「糖質」と呼ばれ、たんぱく質、脂質と共に三大栄養素と言われています。

 

ブドウ糖は吸収されえると血液中に浮遊し、赤血球や白血球、血小板などと一緒に血液の中に混じって体のさまざまな部分へと運ばれていきます。
ブドウ糖は身体にとって必要な栄養成分で、ブドウ糖は細胞が取り込みエネルギー源として使われます。
このブドウ糖をエネルギーとして使用することが出来るようにするためには、インスリンというホルモンが必要になってきます。
インスリンはすい臓で作られるホルモンで、ブドウ糖を分解して細胞がエネルギーとして使うことが出来るようにする働きを持っています。

 

身体で使うちょうど良い量のブドウ糖が吸収された場合には、インスリンの働きによって細胞が使うエネルギー源として使われますが、身体で使うよりも多いブドウ糖が吸収されてしまった場合、ブドウ糖は肝臓に送られて脂肪に分解されて身体に蓄積されていきます。

 

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肝臓はとても忙しい臓器でなので、ブドウ糖を脂肪に分解するのが間に合わないことも出てきます。すると、血液中には細胞がエネルギーとして使いきれないブドウ糖が沢山浮遊している状態に陥ってしまいます。

 

すい臓はなんとか血液中の糖分をエネルギーに変えるために必要なインスリンを分泌しようと頑張りますが、徐々に疲れていってしまい、すい臓自体が弱りインスリンの分泌能力が低下していってしまいます。

 

この状態が糖尿病と呼ばれる状態です。

 

この状態だけであれば、実は糖尿病は決して怖いとは言い切れません。

 

ですが、糖尿病の怖さというのは、ブドウ糖が血液の中に沢山浮遊していることで、さまざまな病気のきっかけを作ってしまう危険性があるためなんです。

 

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・細胞に酸素を運ぶ働きをする赤血球に含まれているヘモグロビンと結合し、HbA1cとなり、細胞にとって必要な酸素の供給を行うことが出来なくなってしまう。
・白血球の働きが衰え、外部からのウィルスや細菌に感染するリスクが高まる。
・ブドウ糖自体がウィルスや細菌の餌となってしまい、感染症リスクが高まる。
・血液の粘度が高まり血管内で詰まりやすくなってしまう。

 

 

などなど、糖尿病の怖さというのは、実は糖尿病自体よりも合併症を引き起こしてしまうリスクがとても高くなってしまうという怖さになっています。

 

糖尿病いは種類がある

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糖尿病という病気がどのような病気なのかということは何となくわかったと思いますが、この糖尿病に種類があるというのはこれだけではわからないと思います。
糖尿病の種類というのは、1型糖尿病と2型糖尿病という二つの種類に大きく分かれます。

 

先ほどブドウ糖をエネルギーとして使うためには、すい臓で作られるインスリンというホルモンが働く必要があるということを説明しましたが、実はこのインスリンが分泌される状態によって、糖尿病の種類を分けることが出来るんです。

 

1型糖尿病の場合、すい臓でインスリンを作ることが出来なくなってしまうタイプの糖尿病です。
2型糖尿病の場合、すい臓でインスリンは作ることが出来ますがインスリンの分泌量が少なかったりインスリンの働きが悪い、またインスリン受容体というものの働きが悪いタイプの糖尿病になります。

 

1型糖尿病になる原因

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私の仲間の一人が緊急入院をすることになった糖尿病の種類は、この1型糖尿病でした。
では、この1型糖尿病になる原因というのはどのようなものなのでしょうか?

 

インスリンはすい臓で作られています。
すい臓の中でもランゲルハンス島という場所にあるβ細胞でインスリンは作られていますが、このβ細胞が何かしらかの原因で壊されてしまうと、インスリンを作ることが出来なくなってしまいます。
何かしらかの原因というのは、特定されている原因ではありませんが、細菌やウィルスなどに感染し、細菌やウィルスによってβ細胞が破壊されてしまうということが多いようです。
また生まれながらにこのβ細胞の働きが弱いというケースもあります。
実はこのβ細胞が壊されてしまう詳しい原因は今だ解明されていないのが現状になています。

 

1型糖尿病は突然発症することが多く、その発症はちょっと風邪を引いたかもしれないというような違和感から始まることが多くなります。
ですが、ここからは急激に症状が進行し、激しいのどの渇きや尿の量が多くなる、どんなに食べていても痩せてしまうということが起こってきます。
すい臓のβ細胞が破壊されることでブドウ糖をエネルギー源として使うことが出来ないため、身体は蓄積されている脂肪をエネルギー源として使おうとすることで痩せていくことになります。
また、脂肪をエネルギーとして使う時に生み出されるケトン体が血液中に大量に増えてしまうため、ケトアシドーシスの状態になり昏睡状態に陥ってしまいます。
この状態は非常に危険で命にかかわる状態になってしまいます。

 

仲間の一人が意識が無くなり、生死の境をさまよったというのはこのケトアシドーシスの状態に陥っためということが言えます。

 

2型糖尿病になる原因

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私の父が患っているタイプの糖尿病はこの2型糖尿病になります。
では、この2型糖尿病になる原因というのはどのようなものなのでしょうか?

 

2型糖尿病の場合、すい臓でインスリンは作ることが出来ますが、食べ物から取り入れられたブドウ糖の量がすい臓から分泌されるインスリンの量よりも大量になってしまうことで、エネルギーに変換されないブドウ糖が血液中にあふれ出てしまいます。

 

血液中にあふれたブドウ糖は肝臓に送られて脂肪として蓄積していきますが、肝臓でも処理が出来ない状態になってしまうと、そのまま血液中にブドウ糖が浮遊した状態になります。
すい臓はできるだけブドウ糖をエネルギーとして使おうとインスリンの分泌を行いますが、すい臓が疲弊してしまうとインスリンを分泌する能力が低下してしまいます。
2型糖尿病のうち、インスリンの分泌能力が低下してしまうというタイプはこのようなことが原因となります。

 

2型糖尿病の場合、このインスリンの分泌能力が低下してしまう事以外にも原因となるケースがあります。すい臓ではしっかりとインスリンが分泌されていたとしても、インスリン自体の働きが悪いというタイプや、インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込ませてエネルギー源とするときに必要になるインスリン受容体というものの働きが弱いというタイプも存在します。

 

血液中にブドウ糖が溢れた状態になると、最終的に腎臓にブドウ糖が運ばれて本来であれば腎臓と通して排出されることがないのに、ブドウ糖が腎臓を通して排出されてしまう事になります。
つまり、尿の中にあふれ出たブドウ糖が入り込むため、糖尿病と呼ばれることになります。

 

2型糖尿病は長年の蓄積によってすい臓が疲弊してしまったり、肝臓が疲弊してしまう事によって起こることが多いため、生活習慣病と呼ばれることが多くなります。

 

 

結果は同じでも原因が違うため治療法も違う

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1型糖尿病と2型糖尿病は血液中にブドウ糖が溢れ、尿にまでブドウ糖が溢れてしまうという結果自体は同じものでも、原因自体が異なるためにやはり治療法についても異なってきます。

 

1型糖尿病の治療方法

 

1型糖尿病の場合、インスリンを分泌するすい臓のβ細胞自体が壊れてしまっているため、根本的な治療法は残念ながらありません。
一日のうちに数回に分けてインスリン注射を行い、インスリンを補充してあげることで血糖値をコントロールするということになります。

 

インスリンはもともと基礎分泌と追加分泌という二つの分泌パターンがあり、1型糖尿病の人がインスリン注射でインスリンを補充するときには、この分泌パターンに合わせて超即効型・即効型・混合型・中間型・持効型という5種類のインスリンを使い分けて注射を行うことになります。

 

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ですが、この注射によるインスリン補充は心理的な負担も大きく、時間的な負担もおおきくなります。
そのため、最近ではインスリン持続皮下注入療法と言って身体の中に柔らかい素材の針をとどめ置き、小さな携帯用音楽プレーヤーのような大きさのインスリンポンプを使い持続的にインスリンを注入するという方法もとられています。
食事にの時には追加で即効性のあるインスリン製剤を注入し血糖値のコントロールを行いますが、負担が少ない方法となっています。

 

2型糖尿病の治療方法

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2型糖尿病の場合には、3つの治療を糖尿病の状態に合わせて行っていきます。
1.食事療法
2.運動療法
3.薬物療法
の3つの治療方法です。

 

1.食事療法

 

食事療法では、まず医師や管理栄養士によって、その人に合わせた一日の適正エネルギーの量が算出され、その適正エネルギー量に合わせた食事を行うという方法です。
80kcalを一単位として、その人に合わせた適正エネルギー量を単位数であらわしたものに沿った食事を行うことになります。
計算方法は難しい部分はありますが、食品交換表をもとにして単位数を計算したり、糖尿病患者向けの食事療法用のメニューを参考にして食事をとることになります。
どのような食事をどの程度摂ったのかということを記録し、定期的に医師や管理栄養士の指導を受けることが必要になってきます。

 

2.運動療法

 

運動療法は医師の指示によって運動メニューが作られます。
治療のための運動メニューになっていますので、この運動メニューに従って適正な運動を行うことが必要になります。
運動量は勝手に増やしたり減らしたりすることはできません。
運動量を増やせばそれだけ治療効果が上がるということは決してなく、糖尿病の場合には激しい運動を行うことは危険性があるため、勝手な判断は行ってはいけません。

 

3.薬物療法

 

食事療法や運動療法では血糖のコントロールが難しい場合には薬物療法で治療を行うことになります。
飲み薬を飲んだり、インスリン注射を行うといった治療法になります。

 

2型糖尿病の場合、一つの治療だけを行うのではなく、3つの治療法を組み合わせて治療がすすめられることが多くなります。

 

食事療法や運動療法は2型糖尿病の初期段階から行われることが多く、初期段階の状態では、食事療法や運動療法によって糖尿病の症状が改善していくケースもあります。自己管理が必要になる治療法になりますが、しっかりと自己管理を行って糖尿病と付き合っていくことで、糖尿病の進行をとどめることも可能です。
普通の人と同じような生活を送ることも可能になってきます。

 

糖尿病が進行してくると、糖尿病による合併症の危険性が高まります。
糖尿病が悪化し合併症発症しないように治療を進めていくことが大切です。

 

まとめ

 

1型糖尿病と2型糖尿病では原因が異なり、治療法についても異なっています。
1型糖尿病の人は、糖尿病の人の中でもわずか5%程度で、残り95%の人は2型糖尿病ということが多いそうです。

 

以前は贅沢病と言われていた2型糖尿病ですが、実は最近の研究では生活習慣以外にも遺伝的な要素などもあるそうです。
両親ともに糖尿病の場合、約50%の確率で遺伝的に糖尿病が発症するリスクがあり、両親のどちらかが糖尿病の場合でも約30%の確率で遺伝的に糖尿病を発症するリスクがあるといわれています。
ここにプラスして生活習慣によって2型糖尿病を発症するリスクが出てきます。
1型糖尿病の場合には、遺伝的な要因はなく、ウィルスや細菌の感染によってすい臓のβ細胞が破壊されてしまうことで起こりますので、防ぎようがないということが出来ますが、2型糖尿病は防ごうと思えば防げる可能性が高い病気ということもできます。

 

私は両親ともに糖尿病という状態なので、さらに生活習慣によるリスクが上乗せされないように、これからは気を付けていきたいと思います。

 

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お菓子作りは趣味としてやはり大切にしていきたいものですが、これからは糖尿病の人でも安心して食べられるお菓子を作ってみようかなと思っています。
自分自身を糖尿病のリスクを減らすこと、そして娘が将来糖尿病にならないようにするためにも、この点は考えていきたいと思います。
そして1型糖尿病になってしまった仲間とも、私の手作りお菓子で楽しい女子会が出来たらいいなと思います。

 

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